終の棲家@住友林業

60歳前に何とかローンを組んで家を建てなくては!と決心!とりあえず完成までの記録を残したい!

老後の住み替えに正解はない

今日は家づくりは関係なく、自分の不動産の仕事で思うこと。
以前からありましたが、最近一層、増えたような気がするのです、60歳前後の方の家探しや売却の相談が。
大きく分けると自宅を売却するケースは。。。
①子供さんの近くへ住み替える(賃貸またはマンション購入)
②子供さんと同居する
③病院やスーパーの近くのマンションへ住み替え
④ご実家(または故郷近く)へ戻る
⑤有料老人ホームなど施設へ入る


自宅が無事売却になり、┐(´∀`)┌ひと安心…と、ところが!
お子さんと喧嘩になって追い出された(る)から部屋探し、とか、施設が合わないから家探し、という方もいて、ヽ(*´Д`*)ノなんてこったぁ~となるケースもあります。


その他にも再婚して海外へ行くために売却、とか、50代・60代で結婚のために家を買う方もいれば、卒婚のために家を買う、または部屋探し、という方もおりますので、人生は最後まで誰にもわからないなぁとつくづく思います。
70代で4回目の離婚から生活保護になりアパート住まいの女性、80代で50代の男性と結婚して慎ましく暮らしている夫婦、60代で再婚したのにまた離婚して海外移住の男性、本当に人生いろいろ。
ここを読んでいる方に若い方はいないかもしれませんが、30代・40代で失敗した~と悩んでいる皆さん、(失敗の)上には上がいます!人生はまだまだこれからですよ!



最近、困った相談で多いのは、60後半~70代の方の住み替えです。
自宅は古くて、メンテナンスするお金もないから売って住み替えたい、そう言われてもメンテナンスされていない古い木造住宅は高く売れないので、住み替える物件を買うことができません。
それから一時的にお金が必要なのでリースバックで買い取ってほしい、と言われても、施設に入所するまでの短期間住むなら、問題ないのですが、単純に長く住み続けたい場合、いつまで長生きするかは誰にもわかりませんから、ずっと賃料を払い続けたら、リースバックで買い取った金額を賃料が上回ってしまい、損をしてしまいます。それでも相続人がいないのであれば、リースバックもありかもしれませんが。


高齢者は賃貸を借りにくい、とテレビで取り上げられますが、物件のオーナー(または管理会社)によって貸し渋りするケースがあるだけで、物件が全くないわけではありません。
しばらく賃貸に住んで、ボケたら施設、と割り切る方もいます。


経験上、無難な選択肢は、自宅がボロボロになる前にローンが終わり次第、早めに売却して便の良いマンションに住み替える、なのです。
ところが、ここにも落とし穴があって(-_-;)。。。マンションは管理費や修繕積立金があるので、管理費などが高いと年金生活者には無理、という理由で、マンションから安い中古戸建てに住み替える、という人もいて、難しいところです。


私たち夫婦の場合は、自宅がボロボロになる前に住友林業さんで新築…希望するマンションの値段の高さと広さを考えたら…そして土地と建物を残される子供たちのことを考えたら、売りやすくしておかないと、というのもあって新築。ある意味、思い切ってます(笑)でもちゃんと考えての選択です。正解か不正解かは…老後のお楽しみ?


あれこれ考えると本当に老後の住み替えに正解はありません。
仕事柄、いろいろな方にアドバイスしておりますが、考えると役に立っているんだか、いないんだか、と心配になることもあります''`ィ (゚д゚)/
とにかく一番大事なことはポジティブな気持ち、ということを波乱万丈な人生の先輩方(=お客様)から日々学ばせていただいている感じです。